手根管症候群 ワンランク上の対策


※当治療院は、国家資格であるはり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の免許を保有する有資格者が施術いたします。
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手根管症候群とは
手根管症候群とは、手ににしびれを感じる病気です。
手首の手根骨と横手根靭帯とからなるトンネルである、手根管といわれている部位には、9本の屈筋腱と正中神経が通っており、日常動作や職業的な動きにより、過度の負荷がかかることで、腱鞘滑膜の肥厚などが起こり、絞扼性神経障害(神経が圧迫され障害がおこる)が生じたものです。
手根管症候群の症状としては、母指から中指、薬指の半分の正中神経領域のしびれ感があります。
初めは、手を振ったりすると症状が軽くなってきたり(flick sign)、安静にしていることで楽になったりします。
悪化すると、母指対立筋(親指のつけね)の委縮がおこり、動かすことが困難になります。
中年以降の女性の利き手に多く発症するといわれていますが、妊娠時に一時的に発症することもあります。
手根管症候群では、次のような診断方法が用いられます。
Phalenテスト(ファレンテスト):患者が両手関節を90°掌屈させ、両背側面をつけるでしびれ感が出ます。
Tinel徴候(チネル徴候):手首をたたくとしびれ、 痛みが指先にひびきます。
手根管症候群の改善法
手根管症候群の原因は、ばね指・腱鞘炎などと同じ、機能的過労、つまり使いすぎです。
妊娠中、出産に伴って発症したものは、安静にすることで改善していくことが多いです。
しかし、赤ちゃんを抱くことの多いお母さんには腱鞘炎と併発することがあります。
整形外科では、局所へのステロイド注射(ケナコルト)やリハビリテーション、湿布、飲み薬、サポーター・テーピング等での固定、理学療法(レーザー、超音波、マイクロ波など)で治療が行なわれ、場合によっては手術(掌側手根靱帯の切離による除圧や母指対立再建)になることもあります。
大事なのは、腱鞘炎・ばね指の場合と同様に原因を取り除くことです。
本質は、腕、肩、首、背、腰などカラダ全体の調整が必要であると考え、全身施術を基本的な方法としております。
施術すると同時に、8年間の整形外科勤務経験と武術をはじめとする様々な運動の経験から、カラダを楽に効率的に動かす方法をレクチャーいたします。

めざすことは、手根管症候群を再発させないことです。
特に手根管の内圧を上昇させないことが重要!
ステロイド注射(ケナコルト)や手術で治療され、再発された方は少なくありません。
カラダの使い方を改善し、ムリのない動きをすることが重要です。
日常において、手作業であっても、カラダ全体を協調させてうまく行なうことにより、症状が出ないよう予防することができるのです。
手根管症候群の症例
症例をご覧下さい。
劇的に良くなる方もいますが、
少しずつ改善していく場合が多いです。
その患者さんによって、様々な背景があり、それが影響することを知っておくのも一つです。
当治療院での実例のご紹介です。
個人差がありますので、改善までの期間が長くなる場合もある等、
確実に結果が出るものではないというのを頭に入れておいてください。
イライラの収まりとともに・・・
(50代女性 両手指先のしびれ)
1ヶ月前から両手の指先にしびれが出始めた。
チネル徴候陽性。
結婚して30㎏太ったこともあり、肩こり、腰痛もある。
両腕はパンパンに張っている。
週1回の施術を3回行うが変化なし。
4回目、しびれが軽くなってくる。
3回の施術で、右手のしびれは取れ、左手だけ残る。
忙しさもあり、1か月後の施術。
左のしびれはまだある。
2週間後の施術で、しびれはほとんど消えた。
環境の変化があり、ストレス、トラブルがあり、イライラが続いていたが、それの解決の目途がたったころから、回復が早くなってきました。
ストレスが消えてきたことや、運動を始めたこともプラスに働いたのでしょう。
菊地鍼灸治療院
菊地鍼灸治療院
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